


ALCHEMYの哲学

「Do It Ourselves.(DIO)」は、「Do It Yourself.(DIY)」から着想を得たフレーズです。
その背景をたどると、第二次世界大戦後の荒廃したロンドンに行き着きます。当時、人々は政府の支援を待つのではなく、自分たちの街は自分たちで再建するというスローガンを掲げました。
それが“必要なことは自分たちの手でやり遂げる”というDIY文化の大きなきっかけとなり、1970年代にはロンドンのパンクシーンでさらに加速します。
レコード会社に相手にされなくても、自分たちが本当にやりたい音楽を自ら作り出し、世に届けるという動きが一気に盛り上がり、 「歌も演奏も上手くない。資金もない。前例もない。それでも、やるしかない」という精神が多くの若者を突き動かしました。
ALCHEMYはこの精神に強い感銘を受け、独自の企業文化を育んできたのです。
私たちが経験の浅い、若手のエンジニアやデザイナーを積極的に採用・育成しているのも、このDIYの哲学を体現する一つの方法です。
業界では「中途採用からエンジニアになるのは厳しい」という通説があります。
それを覆して新しい道を切り拓きたい
――それがALCHEMYの信念でもあります。
単に技術を身につけるのではなく、
「やりたい」「やるべきだ」と感じる熱意こそ大切にし、
みんなで更なる価値を生み出していく姿勢が、
ALCHEMYにとっての
“Do It Ourselves.” 精神といえます。
ALCHEMYはその精神を大切にしながら、これからも挑戦を続けてまいります。

ALCHEMYが目指す未来



ALCHEMYでは、「やりたいことを自分たちで形にし、社会をより良くする」ことを経営理念として掲げています。
しかし、どれほど崇高な理念を持っていても、それを実現するための“人”が育たなければ意味がありません。
そこで、私たちは最高の人材を育成し続ける“現代の松下村塾”を目指しています。
かつて江戸時代末期の日本を変える人材を数多く輩出した「松下村塾」は、自由で情熱的な学びの場でした。
身分や出自を問わず、志のある若者たちが集い、師匠との対話や実践を通じて互いに学び合い、のちに明治維新を支えるリーダーを数多く生み出したのです。
私たちが目指す未来も松下村塾と同様に、年齢や経歴、肩書きにかかわらず、意欲ある人々が互いを高め合う拠点として機能することを理想としています。

では、わたしたちが育成したい“最高の人材”とはどのような人材でしょうか。
大きく以下の3つの要素を備えていることが理想だと考えています。
新たな価値を生むためには、コードを書く力だけでなく、顧客やエンドユーザーの視点、
収益性やマーケティングといったビジネス面を含め、さまざまな角度から課題を考える柔軟性が必要です。
わたしたちはこれらのバリューを体現し、最高の人材を育成し続けます。
専門分野(技術面など)だけではなく、
社会的意義やビジネス面も考慮し、
プロダクト全体を最適化する。
単に儲かるから、流行っているからという理由ではなく、“自分のやりたいこと”が社会にプラスの影響を与えているかを 常に考えられる姿勢が、結果として大きなインパクトをもたらすと信じています。
わたしたちはこれらのバリューを体現し、最高の人材を育成し続けます。
「ひとりでは無理かも」と思う場面ほど、先に一歩踏み出すことで周りを巻き込む。
先人から受け継いだノウハウをさらに磨き、自分のあとに続く人へバトンを渡す――
この循環こそが組織全体、ひいては社会全体を持続的に発展させる原動力になります。
わたしたちはこれらのバリューを体現し、最高の人材を育成し続けます。
ナレッジやスキルをオープンに共有し合い、互いの得意分野を融合して新たな可能性を探る。



